それからルイは、何か考えているようだった。


その様子を見て、イワンとカリンは静かにそれを見ている。


すると、ルイは重く閉ざした口を開いた。

 「イワンカリンを頼んでいいか?」

突然のルイの言葉に、2人は驚いた様子をみせる。

 「?頼むってどないしたんや?」

 「俺はその屍をやんなきゃなんねぇ。」

 「そないな事…無理や…」

 「いや…俺はそうしないと、ノワールの所に行けないんだ…」

 「?」

 「だから…頼む。」

二度の頼みにイワンは考え込んだ。


屍を倒す…

そんな事は、自殺行為に等しい…