4人が微笑み合うのを優しく見守るカンナ。

クロウンとコナーは立ち上がり、立てかけておいた剣を手にとった。そして、

 「子供は早く寝ろよ。」

肩に剣を担ぎながら、そう言うコナー。

 「子供やないわ。」

その言葉に反応したのはイワンだった。振り返り、コナーを睨む。

 「そぉか。ハハハ…」

笑いながら、コナーは外へと向かった。

クロウンも後を追う。

 「また見回りに?」

その後ろ姿に問い掛けるルイ。

 「あぁ。」

そう言い、出ていこうとしたが、何かを思い出したようだ。

 「今日も部屋、使っていいからな。」

それだけ言い残し、見回りへと行ってしまった。

 「ありがとぉ。」

消えたクロウンに礼を言ったマイ。
言われた通り、マイはカリンを連れて、部屋へと向かったのだった。