授けられた力・消えた記憶


建物の一室では…

 「倒しても倒しても…きりがない…」

 「何や、何とかしぃな、マイ!」

黒い弓を構え、悪魔を次々と倒している背の高い女マイと、その横で隠れるように悪魔から逃げている男イワンがいた。

 「イワンもどうにかしてよ!」

イワンの人任せの言葉に、マイは苛立ったようで…
イワンは反抗しなかった。

 「…!」

 「ちょっと!」

すると、何かに気づいたように、イワンは突然走り出した。

悪魔の間をすり抜けて、ある場へ向かった。

マイにはそれが逃げたように見えたらしく…
後を追い、イワンの首根っこを掴んで制止させた。