暗い部屋の中には4人の姿…

 「そんでルイは眠らされとったって事か…」

 「そうみたいね…」

イワンが手を顎に付け、言う。

マイは弓を直しながら答えた。

 「んで、どないする?」

 「?何を?」

2人で話を進めていくマイとイワン。

ルイとカリンは入ろうとはせず、それを見ていた。

 「サキや。このまま置いとっても、また同じ目に合うかもしれへんやろ?」

 「そうね…」

考える姿勢を見せたマイ。
が…

 「大丈夫だ。」

 「?」

2人の間に入ったのルイである。

 「こいつはこんな事するような奴じゃない。誰かに言われたんだろう。」

 「命令されたって事?」

ルイの言葉にカリンも反応する。

 「あぁ。そうだろ?サキ?」

ルイはサキに目を向け、そう言った

4人の目が倒れているサキにそそがれる。