町を歩く1人の幼い顔をした女。
悲しそうな顔をし、歩を進める。

その後ろをゆっくりと追う2人の男女。
2人もまた悲しそうな顔をしている。

そこを歩いていたのはカリン、マイ、イワンである。

 「…」

ただただ歩き続けたるカリンの元へ、イワンは走った。

 「ほな行くで。」

カリンの横に並び、言うイワン。

 「?」

 「どこへ?」

マイも2人に並び、聞く。

 「ラビの救出にや。」

 「!」

イワンの言葉は予想もしていなかった言葉…

また、カリンはその言葉を待っていたのかもしれない…

そして3人は進行方向を変える。

元来た道を引き返すのだ。

目的地、城へ…

ルイを救出すべく…