授けられた力・消えた記憶


3人は、待合室のような場所へと連れてこられていた。

 「こちらにいらして下さい。お嬢様のお話はすぐに終わるはずです。」

 「…」

執事の言葉に無反応の3人。


 「何か用がありましたら、なんなりとお申し下さい。」

 「ありがとう…」

執事は気にせず話しを進め、丁寧に言う。

その言葉に一応反応したのはマイ。
顔を執事に向ける様子はない。

それから執事は頭を下げ、部屋を後にした。