先輩の教室がある階まで全力疾走。
途中先生に何度か「走るなー」って怒られたけど、わたしは振り返らずに走った。
廊下を歩く上級生の視線が痛い。
でも、でも、先輩に会わなくちゃ!
会って話さないと!!
私はその気持ちだけを胸に、先輩を探した。
「す、すいません…」
でもやっぱり、先輩の教室に行くのはちょっと怖くて。
恐る恐る教室をのぞくけど、見渡す限り先輩はいなかった。
「どうしたの?」
教室から一人の黒髪の綺麗な女の人が私の前に現れた。
「えっと……藤井先輩…いますか?」
「あぁ、あなた藤井と付き合ってるんだっけ?」
「えっあっえっと…」
なんで知ってるんだろう。
「そんな不思議そうな顔しないでよ。私元藤井ファンクラブの書記やってた園井夏子よ」
あっ…だから知ってるの…?
「まぁ藤井ファンクラブ関係者じゃなくてもあなたたちが付き合ってることみんな知ってると思うわよ」
「え?」
「藤井毎日あなたとのノロケ話をみんなに聞かせてるの。うざいったらありゃしないけど」
えぇえええ!!
先輩が!!?
「でも、今日はあなたの名前、一言も出なかったわね…その様子だと、喧嘩でもしたのかしら?」
「いえ、私が悪くって…先輩は悪くなくって」
「ふふふっ……あなたとってもいい子ね。…この子なら綾女も……」
「はい?」
夏子先輩は遠くを見つめながらなぜか懐かしそうな顔をしていた。
「藤井探してるんだっけ?」
「はい!」
「藤井なら、きっとあの場所にいると思うわ」
「あの場所?」
「あなたたち二人の思い出の場所よ」
そう言って先輩はニコっと笑った。
思い出の…場所?
思い出…
先輩と二人の……。
あっ…。
「わかりました!!ありがとうございます!」
あれ?でも夏子先輩何で知ってるんだろう。
あそこは私とユカと先輩ぐらいしか知らない場所なのに。
「私はお金が大好きなの。ファンクラブ解散寸前まで、藤井で荒稼ぎさせてもらったわ。ありがとね陽依ちゃん」
夏子先輩は、もう一度笑って、教室に入って行った。
どういうことだろう。
まぁいっか。
途中先生に何度か「走るなー」って怒られたけど、わたしは振り返らずに走った。
廊下を歩く上級生の視線が痛い。
でも、でも、先輩に会わなくちゃ!
会って話さないと!!
私はその気持ちだけを胸に、先輩を探した。
「す、すいません…」
でもやっぱり、先輩の教室に行くのはちょっと怖くて。
恐る恐る教室をのぞくけど、見渡す限り先輩はいなかった。
「どうしたの?」
教室から一人の黒髪の綺麗な女の人が私の前に現れた。
「えっと……藤井先輩…いますか?」
「あぁ、あなた藤井と付き合ってるんだっけ?」
「えっあっえっと…」
なんで知ってるんだろう。
「そんな不思議そうな顔しないでよ。私元藤井ファンクラブの書記やってた園井夏子よ」
あっ…だから知ってるの…?
「まぁ藤井ファンクラブ関係者じゃなくてもあなたたちが付き合ってることみんな知ってると思うわよ」
「え?」
「藤井毎日あなたとのノロケ話をみんなに聞かせてるの。うざいったらありゃしないけど」
えぇえええ!!
先輩が!!?
「でも、今日はあなたの名前、一言も出なかったわね…その様子だと、喧嘩でもしたのかしら?」
「いえ、私が悪くって…先輩は悪くなくって」
「ふふふっ……あなたとってもいい子ね。…この子なら綾女も……」
「はい?」
夏子先輩は遠くを見つめながらなぜか懐かしそうな顔をしていた。
「藤井探してるんだっけ?」
「はい!」
「藤井なら、きっとあの場所にいると思うわ」
「あの場所?」
「あなたたち二人の思い出の場所よ」
そう言って先輩はニコっと笑った。
思い出の…場所?
思い出…
先輩と二人の……。
あっ…。
「わかりました!!ありがとうございます!」
あれ?でも夏子先輩何で知ってるんだろう。
あそこは私とユカと先輩ぐらいしか知らない場所なのに。
「私はお金が大好きなの。ファンクラブ解散寸前まで、藤井で荒稼ぎさせてもらったわ。ありがとね陽依ちゃん」
夏子先輩は、もう一度笑って、教室に入って行った。
どういうことだろう。
まぁいっか。

