藤井先輩の私。

(綾女の回想終了)



今の話を聞いてっと…。


あたしが思うに…綾姉は



「それ…完璧な一目惚れじゃねぇか!!」



あたしもそんなに恋の経験はないが…客観的に考えると、一目惚れに間違いない。


「一目惚れか…やっぱりあたし…恋してんのか…」




綾姉は、どっさりとソファーに座り込み、空中をボーっと見つめる。




「綾姉…、そろそろ行こうよ。あいつら待ってるからさ」


「待て」



まだ何か話があんのか。


綾姉は、クローゼットをあさる。


そのには特攻服がしまわれてるだけだけど、何かあんのか?




数分クローゼットをあさると、ある服を取り出してあたしにつきだした。






こ、これって。




「お前が今日からこれを着ろ」