藤井先輩の私。

「ちょっと、オバサン。そろそろ陽依が泣きそうだし、私もイライラするから、イケメンズ2人に話しかけるのやめてくれませんか」


委員長と先輩の間に立って仁王立ちするユカ。
鬼の形相のユカ様、せっかくの美しいお顔が台無しです。


でも、なんででしょう。
ユカがすっごくかっこよく見える。


「なによ、あたしらの邪魔せんといてくれる?あぁ~あんたら、この2人のとりまきか何かやろ?」

「私らが学生の頃こういう、顔につられてくる子っておったおった~」



いや…あなたたちが顔につられてきたんじゃないの?

私は先輩の顔も大好きだけど、性格や心とか先輩の全部を好きになったんだもん。



「ガキはひっこんでて、ねぇ君たち、お姉さんたちと遊びましょうよ」




ブチッ






私の目の前に立つユカから、異様な音がした。





「藤井バカ太!!バカ光!!」




「えっ…バカ光」
「バカ太…?」


美人のお姉さんに怒ってるのかと思ったら違うみたい。
ユカは、藤井先輩と委員長に勢いよくゲンコツする。

それを見ていた美人のお姉さんズは、一瞬ひるんだが、すぐに体勢を立て直す。


「ちょっと、可哀そうやないの」

「最近のガキは女らしさのかけらもないなぁ」