藤井先輩の私。

…えっと?


「私もって…何が?」


きょとんと、ジュディを見つめると、ユカがあきれたようにこっちを見た。



「だぁからぁ、陽依も藤井のノロケ話ないのかって聞いてんのよ」



「そうデス。いつもワタシとユカばっかり、彼氏のこと語ってて、陽依いつも相槌打って笑ってるだけヨ」



「…そういわれても…ノロケ話なんて…」


先輩のことを考えると、ほっぺたがあつくなった。



そんな私の様子を見てユカは、「まさか……」とつぶやく。










「あんた…まさか、藤井と付き合ってもう3週間は経つのに、まったく進展してないんじゃない?」


信じられないといった表情で私を見る。


「進展してるよ!毎日メールするもん」



「「中学生か!!」」


ユカとジュディの声がハモる。



「あぁ…私忘れてたわ。あんたが相当鈍感ってこと」


ユカは頭に手を当ててアチャーっとジェスチャーする。


「も、もしかして。手もつないでないとか」



「手?っててて手なんてつなげないよぉ!!ドキドキしちゃうもん!」



「ユータがなんだかかわいそうになってきたヨ」