藤井先輩の私。

「お姉ちゃん!こっちこっち!!」



玄関でハルカちゃんと、坂上を見比べて唸っていると、ハルカちゃんがあたしの手を引っぱる。




「お兄ちゃんも来て!はーやーくー」





「ちょっと待って、靴脱ぐから」



あたしは、勢いで坂上家に足を踏み入れてしまったけど…よかったんやろか。






リビングへ連れて来られると、ハルカちゃんは、すごくニコニコしてる。




「お姉ちゃん、座って!!」



リビングの真ん中にあるテーブルにまたあたしを引っ張っるハルカちゃん。



可愛い。


可愛いよー。


あたしも、妹欲しいー。


いや、妹出来たら、お兄ちゃんの取り合いになってまうやん。


ダメやダメ。

妹はあたし一人で十分や。




「あれ?坂上は?」



「お兄ちゃんならお着換えしてるよ」



「そっか」



椅子に腰かけると、ハルカちゃんは私の隣に立った。



「どうしたの?」




なにやら、モジモジしている。

顔を赤らめて、恥ずかしそうに上目遣い。