藤井先輩の私。



気づくと、白い二階建ての家の前に立っていた。


ここが坂上の家!?



≪ピーンポーン≫


坂上は、自分の家のくせに、呼び鈴を鳴らした。


「ここ坂上の家やないの?」



「俺んちやで」



「じゃあなんで…」



タタタタタタタタッ



中から足音が聞こえてくる。





ガチャ。




「お兄たん。お帰りなちゃい」




一人の可愛い女の子立っていた。



   



「この子だれ?」


「俺の妹」



い、いもうと!?


こんなに可愛い子が、坂上の妹!?



坂上はしゃがんで妹の頭をくしゃっと撫でた。


あ、なんかこの感じお兄ちゃんと似てるかも……。



「ほら、ハルカ、挨拶して」


ハルカちゃんと呼ばれた妹さんは、あたしの方を向いて笑顔でおじぎした。


「坂上ハルカ、星組さんの5才です!」


目がキラキラしてる、可愛い。


「あたしは藤井杏奈。よろしくねハルカちゃん」


可愛い。


可愛い。


妹がこんなに可愛いのに、兄貴のこいつはなぜここまで嫌な奴なんだろう。