藤井先輩の私。

「そっかぁ、ええなぁ杏奈は」


「そうかな?坂上ってそんなにかっこいい?」


あたしにはただのもやしっ子にしか見えへんけど。



「何言ってんねん!この学校で杏奈だけやで、坂上君んのことそんな風に思うんは。ジャ○ーズ顔やん!それにそれに」



それから、朝のHRが始まるまでリサの“坂上かっこいい話”に付き合わされた。


…坂上ってあたしが思ってる以上にモテてるっぽいな。



それから何事もなく一日は過ぎて、放課後になった。



あたしは特に部活にも入ってないので、帰る準備をする。


クラスの子はほとんど部活に入っていて、すぐに部室や体育館へ走っていく。



「杏奈、ウチ部活行ってくるわ!また明日な!」

リサはあたしにてを振って、体育館へ走って行く。


リサたしかバレー部やったな。



あたしも何か部活はいればよかった。




「よし、帰ろ」


あたしはカバンに教科書を詰め終えると、教室を出た。



今日はオトン仕事夜からってメール来てたから、晩ご飯コンビニで買って帰ろう。



自分で作ることもあるけど、今日はなんとなく作るのが面倒くさかった。















靴箱に着くと、人影があった。



「ん?…あ」



そこにいたのは、ヤなやつ坂上。


まさしくバッドタイミング。



「あぁ、藤井さん」


無視や、無視!