藤井先輩の私。

「はぁっ!?何言うてんねん!」



いっ一緒に行くやとぉ!??



「俺、藤井さんの彼氏がどんな人か興味あるし」



なんか、コイツ…あたしが嘘ついてんの知ってるんちゃう。


めっちゃ笑ろてるし。


この笑顔めっちゃ腹立つー!


ここで本当のこと言ったら、私のプライドずたずたや。

ここは死んでも彼氏ということで貫きとおさなアカン。




「来なくていい。あたしと彼氏ラブラブやからついて来たら邪魔やわ」



お願い。引き下がってくれ。




「へぇ、じゃあ聞いていい?」



「なによ」




「その人、こんな夜遅くに彼女呼び出して夜道歩かせるような男なんですか?」




急に標準語&敬語。

そして、真顔。


この坂上渉という男は、何者でしょう。




「あたしが会いたいから会いに行くって言うたんよ」




「へぇ、でも普通、こんな寂しい夜道歩かせるなんてその男最低だと思いませんか?」



そりゃあ、あたしが勝手に会いに行こうとしてるだけだし。

というか、うちのお兄ちゃんは最低ちゃうもん。


なに失礼なこと言ってんねんコイツ。






「ふーん、藤井さんは最低な男と付き合っているんだね」











むかっ!!!





「お兄ちゃんは最低ちゃうもん!」






























あっ!………しまった。