「あなた、コレ…」 母さんが綾姉の枕元から、一枚の紙を見つけた。 おやじが母さんからその紙を受け取ると、紙を広げて中を見る。 おやじの顔がみるみるうちに歪んでいく。 「このバカ娘がぁっ!!!」 「あなた?」 「ど…っ…どうしたんだよ」 あたしはおやじから無理矢理、紙を奪う。 「………“みんなへ”?」 その紙の一行目には、丁寧な文字で≪みんなへ≫と記されていた。