翌朝、いつもより早く起きたカトレアは、朝食を作り、みんなの起きるのを待った。

「おはよう。」

眠い目をこすりながら起きてきたのはマリア。いそいそと仕事の用意をしている。

マリアの化粧が終わった頃、ようやくロイドが起きてきて

「おはよう。」と、そのままソファーに横になった。

「おはようなのかおやすみなのか分からないわよ。」

呆れた顔をしているマリア。その光景をにこやかにカトレアは見ていた。

「早く食べちゃいなさい。時間がないわよ。」