「君は今日、孤児院に行ってるね。ニックの両親が亡くなった日も君は現れた・・・。君にはアリバイもあるし、セシルを殺す動機なんて無いことは分かっている。けれど君の行動には納得の出来ない事が多すぎる。もし何か知っていることがあるなら教えてくれないか?」

確かに警察からしてみればカトレアの行動は奇妙なのだろう。怪しまれても不思議ではない。

ここで嘘を言っても何の得もない。そう思ったカトレアは、知っている全てをロイドに話す事にしたのである。