「マリアを頼んだぞ!」

そのセリフにカトレアは腹立たしく感じていたが、そんなカトレアにもニックは手を伸ばした。

周りの目は『拒む事を許さない』そんな雰囲気の中でカトレアの選択肢は、笑顔でニックに応えるしかなかったのである。

心の中はしぶしぶではあったが・・・。

やはりニックに触れると寒気に襲われる。が、少し慣れてしまっているカトレアがそこにはいた。

けれども今日は疲れていたせいか、ニックが帰った後、気分が悪くなりそのまま布団に入ったのだ。

そしてカトレアはいつの日にか見た不思議な夢を見ることになる。