小さな町の小さな病院。そこには『白衣の天使』と呼ぶにふさわしい看護婦がいる。


名前はカトレア。


けれども今のカトレアには、白衣の天使の面影はなく、真夜中の病院で月明かりに照らされた彼女の顔は、まさに悪魔のようである。



そしてその悪魔の広げた手は、生まれたばかりの天使の首に迫っていた・・・