トライアングル△ストーリー

「あ!葉月さん待ってください」


 その声に体がビクッと反応する


 …その声の持ち主は、昔大好きだった人―――先生。


「すみません、ちょっと理科室の掃除を手伝ってもたいたくて……ダメですか?」


 ゔ、私そのすがるような顔に弱いんです


「…だ、大丈夫です」


 先生はなんというか、癒し系のイケメン。

 基本、顔が童顔だからそんな顔で頼まれたら断れず、無意識に返事していた。



  …それで、眼鏡がよく似合う。


 そこもかわいいポイントなんだよね。