「やばい」 涼が声を上げた。 「あいつ沙由紀がお気に入りだよな?」 田辺沙由紀。学年トップクラスの優等生で学級委員長。 「俺達、成績・・・抜いてる」 雄志の顔が引きつった。 「確か、あいつが沙由紀に勉強教えたんだよな?」 祐二が今回のクラス分けテストの結果を広げた。 「絶対に一番にして見せるってはりきって・・・」 1番・神保雄志 2番・野々宮杏 3番・二階堂涼 「沙由紀ちゃん、6番だったって言ってた」 凛の声が震えていた。