それでも、涙は止まってくれない。


「ごめんっ・・・


あたし帰る」


こんな状況も申し訳なくて、席を立つ。


けれど、


当然と言おうか、


雅司はカフェの外まで追い掛けて来る。




「あゆ!!」


呼び止められた声にビクッと、肩を竦める。


「ごめん。


何か気に障ったんだったら謝るよ」


何処までも優しくて、


何処までも、鈍い。