「私・・・佐久間くんの事好きなんです・・・


付き合って貰えませんか?」


人がなかなか言えない事をいとも簡単に言ってくれるなぁ、


と若干恨めしげに見詰める。


屋上に続く階段で、雅司が告られている。


階段の下からそっと、明と2人、


トーテムポールの様に並んで盗み見る。


「いいな~可愛い方じゃんか~。


付き合っちゃえよ~」


明がボソボソと言う。


「馬鹿。


彼女いるでしょーがっ」


「学校に彼女居るわけじゃないしバレないバレない♪」


面白がって完全に悪ノリだ。


彼女だけでも十分だってのに、二股なんて冗談じゃない。