「正直、彼女と別れる事も考えたけどなぁ、


あゆに振り回されるの怖いし。


なんかちょっと小悪魔っぽいっつうか・・・」


あくまで悪気は無いみたい、冗談ぽく雅司が言う。


けど、


あたしに、この冗談は通じなかった。


断崖絶壁から突き落とされたみたい。


あたし、


気付いたらボロボロと、


大粒の涙を流してた。


「あ、あゆ!?」


ようやく気付いた雅司が大慌てだ。


「ごめんっ!!!嘘!!!ってか・・・


いや・・・えっと・・・」


かなり動揺してか、完全にしどろもどろ。


そんな雅司を気にしてる余裕も、


今のあたしには、無い。