「うるさいなっ」


言いながらも、雅司の反応が気になってチラッと見遣る。


「俺は可愛いと思うけど」


ボソッと聞こえた声に、耳が熱くなる。


「んじゃ行くかっ」


照れ隠しみたいに、


シュノーケルと水中メガネを持った雅司が海に入って行く。


明と麻子もそれに続くけど、


「ちょっと待って!!!」


これ、


あたしの叫びだ。


「・・・膨らませて」


そう甘えて雅司に差し出したのは大きな浮輪。


「まさか・・・」


3人が顔を見合わせて、


「だっせー!!!」


明が言った。