あぁ、アイツはもう…。

本当にお節介なヤツ。

本当に優しいヤツ。



やっぱりお前はどうなったって俺の親友だ。

お前のおかげだ。


アイツは、こんな俺の背中を一生懸命押してくれたんだ。

敵に激励されるなんて変だが、それが今は置いといて。



俺は言うんだ。

なんたって、男だからなっ。

やるときは、やるんだ!


なんて気合いを入れた時。




「…大地…くんっ…!!」




大好きな柔らかい声が後ろから聞こえた。


顔なんて見なくても分かる。


百花だった。