〈親父に言われて来たんだろ?
だったら親父に言っておいて。
俺は、何言われようが
何されようが、
手術受ける気…「お父さんは!」!!〉



「…マキのお父さんは、
マキを助けたいんだよ!
マキに死んでほしくないんだよ!」



〈………。〉



「お父さんだけじゃない。
私達だって…。グスッ
私達だって、
お父さんと同じなんだよ!!
………だから…。
だから、お願いだから
手術…受けて…。」



マキはずっと



外を眺めていた。



〈じゃあさ。キスして。〉



「…え?」



〈だから、キ・ス。〉



「でも…〈俺さ。〉」