「おいし?」



『うん。旨い。』



「よかった!」



私は会話を繋いで、



プレゼントを渡すタイミングを



計っていた。



「ねぇ。はい、これ。」



『なんだよ、これ。』



「今日、峻稀の誕生日じゃん!
プレゼント!
お誕生日おめでとう!」



『…さんきゅ//。
開けていいか?』



「うん…/。」



峻稀は箱を開けた瞬間、



笑顔になった。



『…かっけ〜。
これ杏李が選んだのか?』



「うん//。」



…紗耶にも手伝ってもらったんだけどね…。