「ねえ、前にもこんな会話した?」
すこし、動きを止めた彼
「・・・なんじゃいきなり」
そう、言って止めた足を再び動かした。
その態度が、何故か白々しく
余計に、気になった
「教えてよ、」
でも、口を開かない。
と、前を歩いていた彼が
動きを止めた。
いきなりのことで、こいつの背中に
思いっきり、顔面をぶつけた。
ただでさえ、ぱっとしない顔が
余計、悪くなったらどうすると
止まった彼を睨む。
でも、その目線は私ではなく
目の前に注がれていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…