最悪

担任のせいで帰りが遅くなった。


「急いで帰ろ」

そう一言地面に落とした後
学校から出た


この時期になると昼は暑いが
やはり、夜はまだ冷える。

体が震え、歩く足を速めた。


そうすると、電柱の下に人影。
思いもよらぬ出来事に私は少しびびる。

通り過ぎようとした時


「おい、無視すんな」


そう声をかけてきたのは幼馴染


「びっくりすんじゃん」

「なかなか帰ってこんから、おばさん心配しとる。」


そう、私の家はこいつの隣
母同士の年齢も近いことからずっと一緒に育ってきた
言わば、兄弟みたいなもの




けど、何でこんな時間に?
なんで、ここにいるのだろう?