それぞれが想う人に愛を伝え。
それを受け止め。
結ばれていく。

まるで最初から決まっていたみたいに。

俺と定が店に戻ると、珍しく七海が顔を赤くしていた。
これから結ばれる愛もあるようで。

そんな七海をからかいながら、楽しそうに笑う寿々歌。
もっと強く結ばれていく愛もきっとあって。

涙も笑顔も、すべて結ばれる愛の形なのかもしれない。