そして、今日もキミを想う。【完】


啓太は泣きながら、『俺のせいだ!』と言い続けた。
そんな啓太の姿を見ているのは、あまりにも辛いことでした。
私は、啓太に抱きついて、必死に言いました。

『そんなことで、祐太は死んだりしない!』
『けどっ!』
『私達の心の中にいるでしょ?』
『っ……!』
『約束。私はずっと啓太の傍にいるよ。だから、もう――』

一人で泣かないで。
一人で抱えないで。
一人で背負わないで。

私達は、約束したんだから。――