それは嫌だ。 困る。 「とろくさい貴女はすぐ怪我をしますから、この部屋が使えないというのは…ねぇ?」 分かってるなら譲歩してほしいものだ。 保険医である彼が言う通り、認めたくないがあかりは少々鈍臭いところがある。 学校で怪我をすることなんてしょっちゅうで…。 いわば常連だ。 「…ごめんなさい、沖田先生」 納得はいかない。 けれど本当のことだけに反抗はできず逆らう気力もない。 頭を垂れ、ひっそりと溜息を吐いた。