「先生が、でてきました」


なんだか甘くて怖くて悲しかった。それがどうしてなのかは分からないけれど。



「怖かった、先生…」



黒衣を纏った悪魔の如き彼の姿を思い出して身震いする。



「おやおや、貴女の夢の中にまで登場できるなんて嬉しい限りですね」


「…」



なのに当の本人はくすくすと含み笑いを零すのみ。


絶対ドSだ、この男。


あかりは悔しさを噛み締めて沖田を睨んだ。



「先生の意地悪!いじめっこ!」


「クス、共犯者に対して酷い言いようですね。次から保険室の利用を禁止してもいいんですよ?」


「…う」