しかし当の彼はあかりの体調を気遣うことや、頭を疑うことをせず、その反応が"当たり前"だというような顔をしていた。



「『眠いのでベッドを貸してください』と、あなたには珍しくサボりの協力を頼まれましてね」


「えっ」


「ついつい貸してしまったのですよ。あれからもう2時間も経っています。よっぽど眠かったんですね」


「そ、そうだったんですか?」



全然覚えてない…


まだ夢を見ているような気分だ。



「なんて顔をしてるんです。変な夢でも見たのですか?」



変な夢。


眉間にシワを寄せていた彼女はその言葉にピクリと反応した。