「すみません。こんなこと聞くのも変なんですけど…」


「なんです?」



あかりの躊躇いを感じ取った沖田は安心させるように微笑んで見せた。そして続きを言うように促す。



「私、なんで保健室に?」



質問にキョトンとする沖田を見て、あかりは少なからず後悔をした。



よっぽど頭が悪いと思われたらどうしよう。


でも本当に分からないのだ。



頭や身体に痛みがないことから、どこかに激しくぶつかったなんてことは無いだろう。




となると、自分がどういう経緯で保健室に来たのか記憶に無いというのは重大な問題に感じられた。