「これは私と貴女の命のゲームですから」
告げられた言葉に背筋がぞっとした。「勝手に退場されるのは気分の悪いものでしょう?」なんて、気味悪く微笑む彼はまるで悪魔だ。
妙にリアルな死への恐怖。
言葉一つで、生命のすべてを捕まれた気がする。
逃げたくても逃げられない状況に瞳が潤み、背中にはじっとりと汗をかいていた。
「さぁ、そんなに怖がらないで。いつものように貴女は貴女の道を歩みなさい。私が私の道を好き勝手に歩むように、ね」
ツカツカツカ
床も何も見えない、触れない白い部分から音を立て近いてくる恐怖の塊。
黒い服から覗く白い手に頬を――まるで蛇のように執拗に触られれば、
「ゲーム、スタート」
うっとりとした表情で、彼はこれから始まる残酷なゲームの始まりを宣言したのだった。
