「……コレは…マズい」 料理が?、なんてジョークを飛ばしてくる男を睨みながらもう一度現実を見るため目の前に山積みにされた服の山を見つめた。 「涼子って…超ズボラだよね」 呆れたように言ってくるジョージ。 一週間程の服が山積みにされた一角はある意味芸術的な色合いと高さを誇っている。 (洗濯する服の山を誇っちゃダメだろうけど) 「ジョージも手伝ってよ」 「今日午後から雨だよ?」 「仕事がない日にまとめてやりたいの!」 「ハイハイ」