スゴく可愛い子だった。
良樹はアタシより1つ年下でアイツがアタシに告白してきて付き合い始めた。
最初はやっぱり涼子は頼りになるよ、とかしっかり者なとこに惚れたんだよなぁ、とかスゴく必要としてくれてる感があった。
アタシもそんな良樹が好きだったし、お互い相性が良いと思ってた。


彼がアタシじゃない女と親しそうにしながら彼のマンションに入って行くまで。


「裏切ったのはアイツだから」


もう終わった事だし、いつまでもグダグダ責めるつもりはない。


「御坂はやっぱ強ぇな。浮気されたのに、して振られた方が病んでたよ」


あいつバカだなぁ、とか言いながら笑う唐沢。でも目は笑ってないね。