「おはよう、涼子。あら?今日はあのお気に入りのサンドイッチは無し?」 会社に入って一番最初に出会った杏子にすかさず突っ込まれる。 鋭い女ね、まったく。 「ええ。今日は、朝食を食べてきたの」 「あら珍しいわね。あんた程の面倒くさがりが朝食を作る日もあるのね」 それは嫌味と受け取っていいのかしら?杏子さん? まぁ実際自分で作ったのでは無いのだから反論出来ない。 「…まぁね」