「唐沢、モテますよ」 「そう」 「もしかしたら涼子も」 「それはない」 即座に否定してくる。 アタシがどうして?、と聞けば当たり前かのように 「涼子はオレが惚れさせてみせる」 と無邪気な少年のような獰猛な野獣のような瞳で答える。 「脈は?」 「それがまったく」 首を傾げて困った表情をするジョージ。