だけどアタシはあくまで冷静に胸の鼓動を抑えて話す。 「何のようですか?平山 穣治さん?」 アタシに何も言わなかった事への嫌みを込めて敢えてゆっくりと言う。 「ハハッ…やっぱり知ってたのか」 「えぇ、招待状を見たから」 そう言い終えた後鍵穴に突っ込んでいた鍵を回した。 扉を開けると、当然のように部屋に上がるジョージ。 「ちょっ!ジョージ!?」 何故かアタシがジョージの後を追いかけて部屋へ入る始末。 「どういうつもりよ!?」