中に入ると、
まず、本の貸し借りをする
受けつけがありました。

「いらっしゃいませ。
ごゆっくりどうぞ」


受けつけにいた、
大学生くらいの金髪の男の人が私の目を見て、笑顔で言いました。

優しそうな人…。
それより気になったのか、
もう一人の男の人でした。

何も言わずに、
ただ受けつけに座って
本を読んでいる、
大学生くらいの黒髪の男の人。
その人が、何故かすごく
気になって…。

結局その日は、
本を少し読んで、
読んでいたその本を
借りて帰ることにしました。