ナイトメア・ホルスター

 ベリルはその男を無言で見つめると、仲間の1人に求めるように手を差し出した。

 手渡されたポーチ開き、必要なものを取り出していく。

「!」

 アザムは取り出されたものに少し驚きつつも、手伝うため隣にしゃがみ込んだ。

「な、なんで敵を助けるんだよ……」

 2人の行動に少年は「信じられない」と目を丸くした。

「理解し合えないからと排除することが正しいとは思わんだろう?」

 エメラルドの瞳が少年を一瞥し、応急手当をしながら発する。