ナイトメア・ホルスター

「──っ」

 降ろされる視線にそのあとの言葉が出なくて、喉を詰まらせ目を伏せる。

 解ってるんだ、僕なんかの考えおよばない処までベリルは考えて決断したコトくらい。

 素人が何か言った処で、浅はかな意見でしかないことくらい……アザムは、吐き出せない感情に体を震わせる。

 そんなアザムの肩に、仲間の1人がポンと手を乗せた。

「解ってるよ」

 ニコリと浮かべたその笑みを見て、再びベリルを見やる。