ナイトメア・ホルスター

「……そうか。うむ、詳細を頼む」

「何か解ったの?」

 簡素な電話のあと、アザムが心配そうに問いかけた。

「いくつか潜伏している場所を掴んだ」

「準備してくる」

 足早に階段を上っていく。

「オ、オレは行かなくていいんだよな?」

 不安げに見上げる少年の眼差しに、ベリルは小さく笑った。

「我々が戻るまでここにいても構わんよ」

「ホント!?」