ナイトメア・ホルスター

「例の組織をFBIに任せていたが、全てを捕える事は出来なかったようだ」

「!?」

 アザムの心臓がドクンと音を立てた。

「……え?」

 聞き間違いだと思いたくて聞き返す。

「奴らはお前の抗体とレイを狙っている」

「!? レイを!? レイは大丈夫なのっ!?」

 すがりつくアザムをなだめるように、肩に手を置いて静かに頷く。

「他の者に保護を頼んでいる」

 言ってジーンズのバックポケットから携帯を取り出した。