ナイトメア・ホルスター

 もちろん、責任感だけではない。

 そこに芽生えた感情は親心と言っていいものか友情と言っていいものかは解らない。

 普通の親子のような関係は築けない事も解っている。

 アザムの言った

「親代わりをしてくれている」という言葉は少なからずレイを悩ませた。

 それはまるで、義務や事務的のような物言いに思えた。

 やはり、父親としては認めてくれていないのだろうか……それも当然か、一度は裏切ったのだから。

「……」

 レイは目を伏せて苦い表情を浮かべた。

「いいから早く食べな」

「うるさいなぁ~」