ナイトメア・ホルスター

「紹介するよ。彼はレイ、僕の父親代わりをしてくれてるヒト」

 その言葉にレイは眉をひそめる。

「こっちはサムウェル。ちょっとややこしいんだけど説明するね──」

 一通りの説明を聞いてレイは少し唸った。

「ベリルに会わせろ!」

 少年は再び声を張る。

「アザムも言っていただろう? 会わせられないんだよ」

「なんでっ!?」

「ヒーローは忙しいからね」

 アザムは、夕飯の準備を手伝いながら少年をなだめる。

 2人の様子を眺めながら、少年は頬を膨らませた。