色々な事を考えている中で
私は重大な事に気づいた


それは…





手ーーーーーーーっ!!!!



意識もしないまま
ずっと繋いでたとか…
急に意識して恥ずかしくなって
顔が真っ赤になった…



「か…か和広!!!!」


「あぁ?何だよ」


「その…だから…」


「何だよ!ハッキリ言えよ!」


「だから……手………」


「あぁ!!!!
ワリィ…とっさで…」


私は恥ずかしくなって
真っ赤な顔を隠すように
下を向いた



「ねぇ和広…
どうして…怒ってるの?」


「どうしてって…そりゃあ
朝っぱらからグダグダした
馬鹿みたいな目障りな
口説き見たからに決まってんだろ!!!!」


ほら…また期待を裏切られる


「あそこまで酷いこと
言うことなかったと思うよ!
大輔くんも悪気があった
わけじゃないんだから!」


本当は私の為に言ってくれてるんだと思ってたのに…


「あっそ、
お前みたいなやつかばって損した!

お前こそ断るとか言っといて
何も言ってねーじゃねーかよ!!!!
この嘘つき女!!!!

お前なんか…


あいつと付き合っとけ!!!!」

そう言って和広は
教室へ戻っていった




どうして…?
どうして…?

何でなの…?
何でいつもこうなの…?


私はいつも思ってもないような
事ばかり言ってしまう…


大好きなのに…
素直になれない…


「あいつと付き合っとけ!!!!」

あの言葉が耳から離れない…


「ひどいよ…和広…」



涙が止まらない…


もう…幼なじみなんか嫌だよ…